【航空】B747引退へ
先日のYS-11引退に続いて、ジャンボ機の愛称で知られるボーイング747が徐々に姿を消していくようです。大阪国際空港(伊丹空港)からはすでに今年の三月末をもって乗り入れ禁止となり、関西人がジャンボ機に乗ろう、またはその姿を見ようとすれば関西空港まで行かねばなりません。しかし関西空港といえども国内線にはB767やエアバスなどが多く使われており、B747自体は減っています。
全廃までまだしばらく時間があるので乗りたい方は混雑しない今のうちにどうぞ。
(写真は15年ほど前に伊丹にて撮影)
読売新聞オンライン版の記事を以下に抄録します。
ジャンボ機、日本の空から引退へ…日航「最古型」退役
「ジャンボ」の愛称で親しまれてきた大型ジェット機・ボーイング747が近い将来、日本の空の主役の座から退く。
日本航空が保有する最も古い型のジャンボは31日に退役するなど、初期型29機は2009年までにすべて退き、後期型も翌年から順次姿を消していく。
初期型がすべて引退した全日空も来年から後期型の退役を進める。旅客のニーズが多様化していることに加え、原油高などで低燃費機が求められているためで、両社とも今後は、主力を中型機に切り替えていく方針だ。
(略)日本では1970年7月、日航の羽田―ホノルル線で初就航。日航は計109機を受領して、世界最大の“ジャンボ・ユーザー”となった。
全日空もこれまでに46機を導入し、国際線や国内主要路線のエースとして大量輸送を担ってきた。
現在稼働中のジャンボ機は、日航で73機(貨物機含む)、全日空は23機だが、(略)このうち日航では、現在は最大勢力のジャンボ機が、5年後には半数以下になる見込みだ。全日空は、来年からの3年間に後期型機を毎年2機ずつ退役させる。
(2006年10月30日15時28分 読売新聞)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント