【滋賀】八真道(やまと)の八真道そば(黒)
今日もラーメンを食べそうな気がしていました。お昼休みに、以前から行ってみようと思っていた大津市膳所の「八真道(やまと)」さんへ。店名には漢数字の八は末広がりということから、末に広がる真の道を極める、との意味がこめられているのだそうです。
横開きのガラス戸を開けると、ほぼ満席です。カウンターが一席空いていたので、待たずに座れました。初めてなのでメニューの端にあるものから順に試してみましょう。八真道そば(黒)、八真道そば(白)と並び、後はご飯ものなどです。そういえば昨日も「真っ黒」なのをすみれさんで頂いているので、初回は黒を後にして白にするかどうか一瞬迷いましたが、初志貫徹にて黒を注文。
席につくと店員さんが後ろにある扇風機を動かしてくれましたが、エアコンが効いていないのかゆるめの温度設定なのか、少々暑いです。水はどのポットのものも氷がとけてしまっていて、ぬるい。手が届かないところにある水差しには氷が入っている。しかし立ってまで取りに行けない。なんだかなあ、と思っていると親子連れがお会計をと店員を呼び、ついでに「胡椒が入っていませんでした」とテーブルの胡椒入れを示して不備を指摘。快いお客様でしたのでそれ以上のことはありませんでしたが、忙しかったのかどうか、生温い水といい、テーブルの様子には目が届いていないようです。若いスタッフが中心のお店ですから元気よく爽快にラーメンを供して頂きたいところです。
待つことしばし、ようやく厨房から黒が出てきました。黒というよりもむしろ濃い茶色の、背脂が浮くスープです。
トッピングは、ねぎ、支那竹、叉焼。麺は細めのストレート。スープをさっそく含んでみます。鶏がらがベースとのことですが、知らずに食べると味噌ラーメンと間違う人もいるかもしれません。
とろりとコクがある一方でキレがあります。嫌らしい後味もないか、それに等しい。人によっては塩っぱいと感じるでしょうが、わしにとっては許容範囲です。麺との相性は賛否両論、分かれるでしょう。ただ、麺の固さやほぐれ具合は非の打ち所がないといえます。
そしてこれは勝手なクレームかもしれませんが、細い麺を美味しく口にするには、備え付けのお箸の「先の細さ」も考えてみてはいかがでしょうか。ちょっと大根足的なお箸は今ひとつです。
いずれにしましても、これだけのスープをこの値段(¥650)で出せるお店は滅多にあるものではなく、この味をなんとか維持されますことを切に希望するものであります。
次の機会に白を食べるのが楽しみです。
交通:東海道本線・京阪電車膳所駅下車、ときめき坂を琵琶湖方面に下って徒歩約5分前後。
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